生成AIも注目が多く集まってきていて、AI界隈での賑やかさを感じます。クオリティも飛躍的に向上し、最近では著作権や法整備を急がれている様です。AIに見識のある著名な方が「いままで1週間掛かっていた作業も5分で出来る様になってきている」と言われていたことにも衝撃を受けました。
以前「AIを個人でも導入して収入を増やす」と言う内容でGPT-3を搭載したAIシステム「Catchy」を試したのですが、同じ様に気になるツールもあるので試して見ました。
- Transcope(トランスコープ)が分かる
- Transcope(トランスコープ)を使い始める事ができる
最新APIのGPT-4搭載!「Transcope(トランスコープ)」
Transcope(トランスコープ)とは?
Transcope(トランスコープ)について、サイトに記載してあるこの項目だけでも気になるポイントが多くあります。個人的に一番気になるのは「GPT-4」を使っているという点。Transcopeは、SEOに強い文章を生成するAIライティングツールです。
Transcopeサイトより
- 入力したキーワードや上位表示されているコンテンツをベースに、AIがSEOに強い文章を自動生成。
- 今話題のChatGPTを開発したOpenAI社の最新APIであるGPT-4を利用しております。
- SEOに最適
ChatGPTなど他のツールと違い、競合サイトの分析をしながら、SEOに強い文章を生成できます。- AIの待ち時間ゼロ
AIにおまかせしてドキュメントを作成する機能を使えば、AIが文章を生成する時間を待つ必要はもうありません。- マルチモーダルな入力
テキストだけでなく、URLや画像ファイルなど、様々な入力形式に対応可能です。
ChatGPTでは無料版の「GPT-3.5」と有料版の「GPT-4」があります。ニュースやAIが取り上げられる時に「GPT-3」を取り上げてその性能や効果を説明されているものを見かけますが「GPT-3.5」と「GPT-4」は全く別モノです。
GPT-3.5とGPT-4の比較
GPT | パラメーター数 | 最大トークン | API利用 |
---|---|---|---|
3.5 | 約1.75兆個 | 2,048 | 利用料金を支払えば利用可能 |
4 | 約100兆個 | 32,768(2の15乗) | 順番待ち |
※上記の比較は公式サイトが英語なので、マーケメディア「GPT-4とは?できることやGPT-3との違いについて詳しく解説します!」より引用させて頂きました。
Hindsight Neglect※1 タスクにおける GPT-4 以下のモデルのパフォーマンス。
OpneAI公式レポートより引用
※1 人工知能システムが情報を理解して処理する能力を評価するタスク。
良い機能が多くあるGTP-3.5利用のツールよりも、GPT-4を使用している時点で「勝ち」なんです。
SEOに強いAIライティングなら「Transcope(トランスコープ)」
Transcopeは、入力したキーワードや上位表示されているコンテンツをベースに、AIがSEOに強い文章を自動生成できるライティングツールです。
最新のパソコンでAIライティングツールを試してみるならパソコンのレンタルがおススメです。
優位性と機能
Transcopeは「GTP-4」を採用しているのですが、そのまま使用すると文章を作る上でSEOとしては物足りなさが多く出てしまいます。その点も考慮し、よりSEO向けに特化した文章構成と文面を作れるような工夫がされているのが特徴的。
また、様々議論になっているAI生成された文章がスパムにならないか?と言う点も、Googleの見解と合わせて、海外の事例やOpenAI社の検証ツールで確認されて開発されている様です。
機能もSEO対策と制作効率向上のために必要なものが揃っています。
- キーワードやURLから コンテンツ生成
- 画像ファイルから コンテンツ生成
- CSVから コンテンツ生成
- 競合分析を基にした AIライティング
- 見出し構成から 長文をAIライティング
- 生成されたコンテンツの AIリライト
- サジェストで利用されている キーワードを提案
- 生成されたコンテンツの ブックマーク
- 手入力された文章の 自動誤字脱字チェック
- 生成されたコンテンツの 各種チェック機能
- 貴社サイトの Google検索順位調査
- 画像上の不要な文字などを 削除可能
アカウント登録と使用感
Transcopeは、制限はあるものの無料から使えます。
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無料のサインアップは凄くシンプル。「メールアドレス」か「Googleのアカウント」があれば登録完了。
「良くも悪くも」届いたメールもシンプル…。
ログインすると、メニューの上から、細かく機能紹介のウィザードが表示されます。
機能メニュー一覧
Transcopeにはメニューが5つあります。使用感として、ツールのメイン機能は「コンテンツ生成」「ドキュメント」の2つだと思います。(この2つだけで充分過ぎです)「ブックマーク」「検索順位」「画像加工」はSEOのコンテンツを作る上であった方が約に立つメニューと言う感じがします。(別のツールを使っているのであれば、Transcope1つで全て対応出来ますと言うレベル感)
「コンテンツ生成」「ドキュメント」の2つを使って見たところ充実感があったのでポイントをご紹介。
コンテンツ生成
- フリーテキスト・・・入力された単語や文章をベースにコンテンツを出力します。
- URL・・・WEBページのタイトルや見出しをベースにコンテンツを出力します。
- 画像・・・画像に記載されている文字をベースにコンテンツを出力します。文字の言語は問いません。
- Google・・・検索キーワードを元にGoogle検索を行い、Googleの検索結果を元にコンテンツを出力します。
- CSV・・・CSVに記載の複数の情報に対して、コンテンツを一括で出力できるモードです。
どれも気になるメニューですが、特に目を引く部分をがありました。
フリーテキストの設定でテキストを入れた後に「サジェストキーワードを確認する」をクリックするとサジェストが表示されます。文章を生成する上で、自分が良いと思ったワードで設定しても気が付かなかった別の言葉があったり、別サービスでサジェストを調べている人であればページを切り替えずに進められるので、この部分1か所で済んでしまうので非常に便利。
オプション設定も文章表現方法の設定「雰囲気」も7種あり、提案数分のパターンの文章を出してくれます。言語も日本語、英語、中国語と3か国語で出してくれるのも◎。
「URLから生成」「Googleから生成」の2つはコンテンツ生成には十分良いと思います。コンテンツも作るページによって目的hがあると思うので、ケースバイケースで使い分けると制作が楽になります。
「URLから生成」は最大3つまでURLを入れる事ができて、登録されたURLをAIが参考にして生成します。
ドキュメント
キーワードから自動で構成や段落、内容までコンテンツを制作を全てAIにお任せできる機能。個人でコツコツとブログを書いている方や、SEOが苦手な人もこれを使う事で一気にサイトが飛躍しそうです。
最低限の入力は「キーワード」と文章の「雰囲気」を選ぶだけ!
キーワードを入れてから生成されるまで最大5分かかるとメッセージがありましたが、今回は2~3分程度で出来ました。
この部分も多少時間は掛かりますが、10分程度で完成しました。
2つのキーワードと文章の雰囲気だけでタイトルから見出し、内容まで全て作ってくれます。今回は5922文字になりました。完成した文書のリライトはもちろん、誤字脱字や薬事法チェックまであります。
薬事法チェックはどの程度カバーしきれているかは、チュートリアルや直接お問い合わせしてください。
企業提供されているチェック機能なので安心感はあるのですが「無料(タダ)」より怖いものは無いので有料版での使用をお薦めします。
費用とプラン
料金プランは無料のフリープランを入れて4種。
無料から使えるが魅力ですが、コンテンツを作っていく事を考えると「生成文字量」と「検索順位調査のワード数」の上限が足りないので、無料での利用をする場合は特定の一部分のみの文章生成としての使い方になりそうです。
「SEO記事を制作していく」と言う事を考えると、有料プランBasic(4,000文字の記事を10本制作できるので、3日に1回は記事公開が出来る計算)以上が最低でも必要な感じがします。
どんなPC環境が良いのか?
AIツールが増えて来てますが使用するにはブラウザ経由となります。「推奨」レベルでブラウザを指定するツールもあり、中にはブラウザを「限定」するものもあり、主な指定ブラウザはChromeです。
Chromeは一般的に多くのメモリを消費することで知られています。
いろいろなAIツールを試したり、決めたAIツールで業務を行うにしても、ブラウザ(またはタブ)を多く開く事になり、普段使いのPCスペックも気になるかと思います。
そんな時、最新のパソコンでAIライティングツールを試してみるならパソコンのレンタルがおススメです。
パソコンのレンタルであれば、コストも抑えられますし、購入前のテストでも良いかと思います。
最後に
多くの方がTranscopeでブログやコンテンツ制作をする人が増えたら、同じものは出来ないと思うのですがSEO的にも全て良くなり、各サイトやコンテンツが横一列に近い評価になりそうな気もします。
Googleも広告と自社サービスの利用が商売なので、良くも悪くもサーチエンジン側で別の指標を設定したり、AI文章と手書き文書を判別する法的な対応も考えられます。
「AI勝負」で発展が進んでしまうと、ブログやコンテンツを書く意味、情報発信をする意味そのものが無くなってくるので、過剰な発展は逆に自分の首を絞める様な事に繋がって行くので、乱用は避けないとなぁと思います。以前ブログでも書きましたが「クオリティが良くても、頼り過ぎないことが重要」。
全てをAIに取って代わらせるのではなく、初めと終わりを人間で仕上げる事でより質の良い結果が得られるとも有識者の方々も言われているようなので。。。